
高低差のある敷地を巧み活かしたステップフロアの家
キッチンに立つ時間が、家族のリズムを整えてくれる。
そんな日常を思い描きながら、この住まいのキッチンまわりを丁寧に設計し、打合わせを重ねました。
キッチンと背面パントリーの間を120cm確保したゆとりの動線。
大人が2人並んでもすれ違いに余裕があり、パントリーやキッチンの引き出しを全開にしても干渉しません。食洗器から取り出した食器をそのままスムーズにしまえる、ストレスのない家事動線がここにあります。
リビングとダイニングの間には、家族の中心となるワークスペースを配置。
子どもたちが遊んだり、勉強したりする姿を、LDKのどこにいても見守れる安心感があります。料理をしながら、洗い物をしながら、ふと顔を上げれば子どもたちの笑顔があるそんな温かな時間が自然と生まれる場所です。
天井を大胆に吹き抜けにし、さらにフロアを一段下げたダウンフロアにすることで、まるで外へと広がっていくような開放感と、光が満ちる明るさを実現しました。
視線を上げると、天井には存在感のある木製ルーバーを化粧としてあらわしたデザイン。
木の温もりがやさしく空間を包み込み、家族が自然と集まりたくなる、落ち着きのあるリビングへと仕上がっています。
開放感とぬくもりが共存するこの場所は、昼は光に満たされ、夜は柔らかな陰影が心をほどく、特別な時間を育む空間です。
反対に隣接する和室はフロアを一段上げることで座した時に食卓と目線が近づける効果とともに、大きな扉を開ければDKとつながる解放空間に、閉めれば個室として使えます。
家事がスムーズに進み、家族の気配をいつも近くに感じられる。
この住まいは、日々の暮らしをやさしく支え、家族の時間を豊かに育んでいく空間となります。
DATA 建築概要
| 所在地 | 山口県宇部市 |
|---|---|
| 家族構成 | 夫婦 + 子ども3人 |
| 間取り | 3LDK + WIC + シューズクローク + ファミリークローゼット |
| 敷地面積 | 430.35㎡ |
| 延床面積 | 122.54㎡ |